世界を動かしてきた“影”の職業スピーチライター。
スピーチライターとは何なのか?
比嘉愛未演じる主人公が、言葉の限りない 可能性を追求していく職業ヒューマンドラマ。


累計30万部を突破した原田マハのベストセラー小説「本日は、お日柄もよく」をドラマ化。
原田が、「迷っている人の背中を押してあげられるような小説であってほしい」と語る今作は、“影”の職業であるスピーチライターにスポットを当てて描かれた職業物語だ。

WOWOW連続ドラマWに初登場初主演となる比嘉愛未が、幼なじみの結婚式で聞いたスピーチに感動し、新しい一歩を踏み出す主人公を熱演する。主人公の師匠となる伝説のスピーチライターに長谷川京子、そのほか渡辺大、石橋蓮司、八千草薫、速水もこみち、船越英一郎など強力なキャスト陣が顔をそろえる。

オバマ大統領の「Yes, We Can」のフレーズもスピーチライターが生み出した言葉だ。
言葉には人の心を動かし、世界を変える力がある―。単に代筆するのではなく、相手の心に寄り添い、その魂の叫びを言葉にする仕事。

「言葉が持つ力」に焦点を当てたメッセージ性の高い作品にご期待ください。


【ストーリー】

老舗製菓会社の総務部で働く 二ノ宮こと葉(比嘉愛未)は、突然広報への異動を命じられ困惑。
さらに、ひそかに想いを寄せていた幼なじみ・今川厚志(渡辺大)から別の女性と結婚すると伝えられ落ち込む。
傷心のまま厚志の結婚式に出席したこと葉だったが、伝説のスピーチライター久遠久美(長谷川京子)の祝辞に心を揺さぶられる。

一方、会社の一大プロジェクトのメンバーに抜擢され、社長のスピーチ原稿を書くことになったこと葉だが、コピーライター和田日間足(速水もこみち)の抜群のトーク力に完敗。
一念発起したこと葉は、久美の事務所に押し掛け、久美の“弟子”として働くことに。

そんなある日、久美の事務所に大物政治家の姿があった。
スピーチライターとして新しい一歩を踏み出したこと葉は、思いも寄らない人物のスピーチ原稿を担当することになり…。

こと葉の綴る言葉が語られたとき、人々の心を動かすことはできるのか?

本日は、お日柄もよく 公式サイト



小説「暗幕のゲルニカ」が「第155回直木賞」の候補に選ばれた話題の小説家・原田マハが執筆した「本日は、お日柄もよく」が、この度、WOWOWにて連続ドラマ化することが決定。原田氏にとっては、本作が初のドラマ化作品となる。

27歳のOL、二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみの今川厚志が結婚することになり、最悪な気分で披露宴に出席。ところが、その式で心が揺さぶられる衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター・久遠久美による祝辞だった。久美の言葉に魅せられたこと葉は、久美に弟子入りをし「言葉」の修行を始める。やがて、厚志の衆議院総選挙への出馬が決定し、こと葉は彼のスピーチライターに指名される。彼女の言葉は世界を動かすことができるのか――。

原作者・原田氏の著書は、「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞、「楽園のカンヴァス」で第25回山本周五郎賞など、これまで数々の賞を受賞。しかし、ドラマされる作品は今回が初めて。原作は、結婚式やプレゼンテーション、さらには政権演説など、スピーチ原案を考える“スピーチライター”という職業の類を見ない題材が好評を博し、20万部突破のベストセラーとなっている。

ドラマは、夢や目標もなかった普通のOLが、スピーチライターの紡ぐ“言葉”に魅了され、新たな人生を選択し、世界を動かす“影”の職業・スピーチライターに挑む成長物語。人と人とを結び合う言葉の可能性を追求するヒューマンドラマだ。

監督には、『半落ち』で「日本アカデミー賞」最優秀作品賞を受賞した佐々部清。『陽はまた昇る』『ツレがうつになりまして。』などを手掛け、人間ドラマの丁寧な描写に定評のある監督だ。佐々部監督にって、本作がWOWOW連続ドラマ初挑戦となる。

今回のドラマ化決定に原田氏は「本作を書き始めたのは8年前、オバマ大統領候補(当時)の大統領選でのスピーチが話題になっていた頃です。言葉で人を感動させ、世界を変えることが可能なのだということが、本作を通して伝えたかったメッセージです」と執筆の背景を語る。また、執筆時に映像を頭に浮べつつ書いたと話す原田氏は、映像化されたらいいなと思っていたと明かし、「ドラマ化のお話はうれしく受け止めました。ドラマになってよりたくさんの人々に『言葉の力』が伝わることを期待しています」とコメントした。

【原作】
原田マハ
「本日は、お日柄もよく」(徳間文庫)
プロフィール
1962年、東京生まれ。
関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。
伊藤忠商事、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館勤務を経て、2002年独立後フリーランスのキュレーターとして活躍。
「カフーを待ちわびて」(’05年)で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞。
「楽園のカンヴァス」 (’12年)で第25回山本周五郎賞受賞。
著書に「本日は、お日柄もよく」「ジヴェルニーの食卓」「生きるぼくら」「暗幕のゲルニカ」などがある。

土曜オリジナルドラマ
連続ドラマW
「本日は、お日柄もよく」
2017年1/14(土)スタート![第1話無料放送]
毎週土曜よる10:00(全4話)

本日は、お日柄もよく 公式サイト

【キャスト】
比嘉愛未
長谷川京子
渡辺大

石橋蓮司
八千草薫(特別出演)

速水もこみち
船越英一郎
大石吾朗
石井正則
安倍萌生
橘希
井上順
団時朗
升毅
ほか


【スタッフ】
監督: 佐々部清(映画『半落ち』 『ツレがうつになりまして。』『八重子のハミング』)
脚本: 谷口純一郎(映画『王妃の館』)
音楽: 羽深由理(映画『クリーピー 偽りの隣人』)


【コメント】

■比嘉愛未(二ノ宮こと葉役)

「連続ドラマW 本日は、お日柄もよく」へのご出演が決まった時の感想をお聞かせ下さい。
WOWOWの作品に出演させて頂くのは初めてで、憧れていましたし、
いきなり主演と聞いた時は正直驚きました。
それも、いつかご一緒したいと思っていた佐々部清監督!!
念願叶い嬉しい気持ちでいっぱいでした。

本作の見どころや、台本を読んでの感想をお聞かせ下さい。
この作品の見どころはやはり「言葉が持つ力」それにつきます!!
私たちが何気なく使っている言葉。
でも、この言葉だけで人を救えたり、逆に傷つけてしまったり…
計り知れない影響力・チカラがあるのだと、改めて再確認させられる素敵な作品だと感じました。

今回演じられる二ノ宮こと葉の印象、スピーチライターという役どころを演じて難しかったことや役作りについてお聞かせ下さい。
二ノ宮こと葉は、ひとことで言えばまっすぐで不器用な人。
まさしく分身!!というくらい自分に重なる部分がたくさんあり、演じていて心地よかったです。
スピーチライターという職業は実は今回初めて知ったのですが、とても奥深く難しい。
でもこと葉が教わったように、相手の心に寄り添う気持ちで演じることが一番だと思い撮影に挑みました。

視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。
私たちが物心ついた頃から使っていた言葉。
その大切さに改めて気付かされるメッセージや、
人の心にそっと寄り添ってくれるそんな優しさに溢れた作品になっていますので
ぜひたくさんの方々に見て頂けると嬉しいです。


■長谷川京子(久遠 久美役)

「連続ドラマW 本日は、お日柄もよく」へのご出演が決まった時の感想をお聞かせ下さい。
スピーチライターという職業を恥ずかしながら今回初めて知りました。
知れば知るほど興味深く、ただ言葉を綴るのではなく、クライアントの魂の声を形にする。
語彙をたくさん持つのはもちろん、相手の心に耳を傾けなくてはいけない。
本当に興味深い仕事だと思います。

今回演じられる久遠久美の印象や、スピーチライターという役どころを演じて難しかったことや役作りについてお聞かせ下さい。
難しかった事は、何よりも久遠久美という女性から発せられる台詞の量とスピード、
そしてその言葉に説得力を持たせなくてはいけなかったことです。
普段使わないような言葉や、スピーチライターの先人の話をする時、
一度自分の体に消化させてから言わないと、自分の言葉にならないと思い、
なるべく早い段階で台詞を覚えるようにしました。
監督には低い声で話して欲しいと言われました。
低い声の方が、キャラクターに落ち着きや自信がある様に見えるのだな、とわたしも感じましたが、
普段の地声よりもかなりトーンを落としたので、お芝居に規制が出たと思います。
でもそれも含めて久美のキャラクターの一部になったのかな、とも思います。

視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。
この作品を観ていただいて、言葉が持つ力を皆さんに再確認してもらえたら、嬉しいです。
簡単に省略したり、新しい記号を作るのも悪くはないと思いますが、
やはり日本人に生まれた以上、日本語の美しさや
繊細さを改めて知るきっかけになってくれれば、とても嬉しいです。



■監督:佐々部清

「連続ドラマW 本日は、お日柄もよく」は、佐々部監督にとって、WOWOWで初の連続テレビドラマですが、本作の意気込みをお聞かせ下さい。
連続ドラマの経験がほとんどないので悩みましたが、僕自身が原作の原田マハさんのファンであり、
本作は大好きな小説だったので、とにかく自分が観たい、感動したい作品を撮ろうと心懸けました。
また、主要キャストやスタッフも初めての方が多かったので、
その部分(お芝居も含め)もカメラのそばで楽しもうと思いました。
自分が気負うと俳優にも伝わるので、出来るだけフワァ~としていようと注意もしました。
なので、あまり意気込んでなかったかも知れません(笑)。

本作の見どころなどがありましたらお聞かせ下さい。
通常の演出はセリフをなるべく簡略化(省いて)して、
表情やアクションを丁寧に描くことで伝えようとするのですが、 今回はスピーチライターが大きな題材。
つまり、話すことが見せ場の作品です。
こんなにセリフを喋るシーンの多い作品は初めてかも知れません。
ならば、俳優にどこまでセリフを委ねられるかという勝負をしてみたくなりました。
主要キャストは各々が長いセリフを喋るシーンがあります。
そのシーンは全て見せ場と言えるでしょう。


■原作:原田マハ
本作を書き始めたのは8年前、オバマ大統領候補(当時)の大統領選でのスピーチが話題になっていた頃です。
言葉で人を感動させ、世界を変えることが可能なのだということが、
本作を通して伝えたかったメッセージです。
映像を頭に浮べつつ書いていたこともあり、映像化されたらいいなと思っていたので、
ドラマ化のお話はうれしく受け止めました。
ドラマになってよりたくさんの人々に「言葉の力」が伝わることを期待しています。


本日は、お日柄もよく 公式サイト