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【イントロダクション】
渡部篤郎と橋本環奈が初共演!
動物から、事件の謎を解く
「コミカル・アニマル・ミステリー」!
『警視庁いきもの係』
7月9日(日)スタート 毎週(日) ヨル9時~9時54分
初回15分拡大(ヨル9時~10時9分)

『警視庁いきもの係』
フジテレビでは、7月クールの日9ドラマとして、警視庁総務部総務課・動植物管理係(架空の部署)の鬼警部補と新米巡査のコンビが、動物の生態をもとに事件解決に奔走する異色コメディーミステリー『警視庁いきもの係』を放送します。日9ドラマ枠で動物が活躍するドラマを放送するのは、『マルモのおきて』(フジテレビ系/2011年4月クール)以来、6年ぶり。原作は、作家にして、映画「名探偵コナン から紅の恋歌」(2017年4月公開)の脚本なども手がける大倉崇裕氏の「小鳥を愛した容疑者」、「蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係」、「ペンギンを愛した容疑者 警視庁いきもの係」、「クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係」(いずれも講談社)です。

とある事件で負傷し、前線の捜査から外された元捜査一課の鬼警部補・須藤友三(すどう・ともぞう/48歳)が配属されたのは、容疑者や行方不明者などのペットを保護する窓際部署の
“警視庁総務部総務課・動植物管理係”
(通称=警視庁いきもの係)。
そこで出会ったのは、獣医学部卒の動物マニア女子・薄圭子(うすき・けいこ/22歳)巡査。人間よりもむしろ動物をこよなく愛し、わが道を突き進む圭子に怒り心頭の須藤でしたが、圭子が現場に残されたペットの様子を手がかりに、その豊富な知識と鋭い観察力から驚くべき推理を展開し、結果、須藤と圭子のコンビは次々と事件を解決することになるのです。

渡部×橋本の凸凹コンビが事件を解決!

主人公・須藤は、「元捜査一課の鬼刑事」。半年前までは捜査一課に所属、たたき上げの鬼刑事としてならしていましたが、ある事件で銃撃を受け負傷。そのため、捜査の最前線から外され、窓際部署の“いきもの係”に飛ばされました。現場への未練は強く、戻りたいと願いつつも、警察の組織をよく理解しているからこそ、それが難しいことも同時に理解していました。年齢的にも若手に道を譲るべきだと考え始め、かつてのような捜査への情熱を失いかけていた時、“いきもの係”としての初仕事で圭子と出会い、圭子の動物に関する知識の助けを借りて事件解決をしてしまったことをきっかけに、再び情熱を持ち始めます。そんな須藤を演じるのは、『ケイゾク』(TBS系/1999年1月クール)、『外事警察』(NHK/2009年)、『ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事~』(フジテレビ系)など、数多くの刑事ドラマで印象的な刑事を演じてきた渡部篤郎さん。渡部さんがテレビドラマで主演を務めるのは、『お義父さんと呼ばせて』(カンテレ制作・フジテレビ系/2016年1月クール)以来となります。また、渡部さんがフジテレビ連続ドラマで主演を務めるのは初めて(2012年、主演を務めた『松本清張没後20年特別企画・危険な斜面』は単発ドラマ)です。

ヒロイン・圭子は、「動物マニアの新米巡査」。幼少期から動物に対しての異常な興味と天才的な記憶・考察力を発揮し、大学では獣医学を専攻。動物についての広く深い知識はもとより、飼育法や治療にも詳しく、生物学やアニマルセラピーなどにも精通する“動物マニア”。しかし、その深い愛情は動物にのみ注がれ、基本的に人や事件そのものにはあまり興味はありません。そんな圭子を演じるのは、映画「ハルチカ」(2017年3月4日公開)、映画「銀魂」(2017年7月14日公開)、映画「斉木楠雄のΨ難」(2017年10月21日公開)などに出演、女優としての今後が今、最も期待されている橋本環奈さん。橋本さんがテレビドラマでヒロインを務めるのは今回が初めて。渡部さんとの共演も初めてとなります。キャリアや年齢差(渡部さん49歳、橋本さん18歳の31歳差)のあるふたりが、どんなコンビぶりを見せてくれるのでしょうか、どうぞ、お楽しみに! また、橋本さんは圭子を演じるにあたり髪を切るのですが、この模様を6月6日(火)に「LINE LIVE」で生中継する予定となっています、こちらにもご注目ください。

豪華キャスト&動物たちにも注目!

渡部さん、橋本さんの他にも、『警視庁いきもの係』には、若手注目株や実力派俳優がずらりとそろいます。須藤の後輩で、捜査一課時代には須藤とコンビを組んでいた警視庁捜査一課所属の巡査部長・石松和夫(いしまつ・かずお/33歳)に三浦翔平さん。須藤の元同僚で上昇志向が強く、窓際部署に左遷された須藤を軽んじている警視庁捜査一課所属の係長にして警部・日塔 始(にっとう・はじめ/42歳)に長谷川朝晴さん。一見、ギャル風ながら、意外な洞察力を持ち合わせている警察博物館の受付嬢・三笠弥生(みかさ・やよい/23歳)に石川 恋さん。定年退職した元刑事で、現場経験のない圭子に事件捜査に関するアドバイスを送る二出川昭吉(にでがわ・しょうきち/68歳)にでんでんさん。日塔、石松のもとで働く警視庁捜査一課所属の巡査・桜井薫(さくらい・かおる/28歳)に清原 翔さん。須藤の元上司であり、ある考えのもと須藤を「警視庁いきもの係」に異動させた警視庁捜査一課管理官(警視)・鬼頭 勉(きとう・つとむ/55歳)に寺島 進さん。「警視庁いきもの係」で唯一の事務担当職員として働き、何かと須藤たちを気遣う警視庁総務部総務課・事務担当職員・田丸弘子(たまる・ひろこ/52歳)に浅野温子さん。そして、第1話で圭子に助けられ、その後総務課の飼い猫となるナオミ(なおみ/?歳)には、映画「高台家の人々」(2016年6月4日公開)でも存在感を示したスター猫のティティ(猫種:スコティッシュフォールド)。確かな演技力を持つ、さまざまな年代の俳優陣が脇を固め、このドラマにさらなる奥行きや幅を与えることとなるでしょう。

また、毎回さまざまな動物たちがゲスト主役として出演するのも『警視庁いきもの係』の魅力のひとつ。レギュラー出演するスコティッシュフォールドのティティをはじめ、第1話のゲスト主役としてジュウシマツ(小鳥)、第2話のゲスト主役としてペンギン、ほかにもヤギ、フクロウ、リスザルなどが出演。犬や猫といったポピュラーな動物だけではなく、バラエティーに富んだ動物たちが数多く出演する点にも注目が集まります。しかも、それぞれの動物特有の生態などが、事件解決の鍵を握っているため、須藤と圭子が事件の謎解きをしていく様子を見ながら、自然と動物たちに関する蘊蓄(うんちく)を学ぶことができるという仕組み。フジテレビ連続ドラマ初主演の渡部篤郎さんと、連続ドラマ初ヒロインを務める橋本環奈さんが初共演にして、コミカルな凸凹コンビを組み、見ているだけで癒やされるかわいい動物たちが毎週ゲスト主役として登場する、日曜9時にぴったりなドラマ『警視庁いきもの係』にどうぞご期待ください!

【あらすじ】
第1話 あらすじ

捜査一課で“鬼の須藤”と恐れられた敏腕刑事の須藤友三(渡部篤郎)は、ある事件で銃弾を頭部に食らい負傷。捜査一課をお払い箱となり、「総務課・動植物管理係」に配属となった。そこは、逮捕・拘留された容疑者のペットを一定期間、保護・世話をする通称“警視庁いきもの係”で、所属は、巡査の薄圭子(橋本環奈)のみ。事務員として田丸弘子(浅野温子)と、受付に三笠弥生(石川恋)がいるほか、弥生とのおしゃべり目当てで、元刑事の二出川昭吉(でんでん)がたまにやってくる程度だった。
捜査一課管理官の鬼頭勉(寺島進)から辞令書を渡され失望する須藤に、かつての相棒で巡査部長の石松和夫(三浦翔平)が声をかける。須藤が捜査一課に復職すると早合点し喜ぶ石松に、須藤は総務課に異動になったと告げた。
そんな須藤に、弘子が立てこもり事件の現場へ行くよう促した。言われるままに現場に向かうと、そこには元同僚の日塔始(長谷川朝晴)や石松、桜井薫(清原翔)ら刑事がいて、アパートに立てこもった犯人に投降を呼び掛けていた。須藤に気づいた日塔は、あんたの現場はあっちだと、アパート近くの路上を指す。見ると、ツナギを着てガスマスクを装着した圭子が排水管をのぞき込んでいた。圭子は、排水管にはさまって身動きが取れない猫を救出するために来ていたのだ。猫の救出に警察が出動するのか、と驚く須藤に、これが自分たちの仕事だ、と圭子は返した。
いきもの係に戻った須藤がよく見ると、飼育スペースに犬や猫、鳥などさまざまな動物がいて、圭子がエサを与えていた。圭子は動物飼育の専門家で、事件がらみで保護された動物たちの世話をしているのだ。そこへ、石松が仕事の依頼にやってきた。ある死体遺棄事件の容疑者がペットを飼っていることが分かったため、その保護を頼みたいという。事件の概要を聞いた須藤と圭子は、容疑者が住むタワーマンションへ。須藤と圭子が室内に入ると、そこには巨大な鳥かごが5つ並び、それぞれの中に20羽近く、合計で100羽もの小鳥がいた。室内を見て歩いた須藤は、ある違和感を抱き…。


フジテレビ系
『警視庁いきもの係』
2017/7/9(日)スタート 毎週(日) ヨル9時~9時54分
初回15分拡大(ヨル9時~10時9分)

警視庁いきもの係 公式サイト


【キャスト】
須藤友三
 演 – 渡部篤郎
薄圭子
 演 – 橋本環奈
四十万拓郎〈35〉
 演 – 横山だいすけ
石松和夫
 演 – 三浦翔平
日塔始
 演 – 長谷川朝晴
三笠弥生
 演 – 石川恋
桜井薫
 演 – 清原翔
ナオミ
 演 – ティティ(猫)
二出川昭吉
 演 – でんでん
鬼頭勉
 演 – 寺島進
田丸弘子
 演 – 浅野温子

★2017/6/26追記

横山だいすけさんがレギュラー出演!

“うたのおにいさん”から“交番のおにいさん”へ
7月9日(日)にスタートします『警視庁いきもの係』に、『おかあさんといっしょ』(NHK・Eテレ)で11代目“うたのおにいさん”を務めた横山だいすけさんの出演が決まりました。歴代最長となる9年間、“うたのおにいさん”を務め、番組卒業後には子供たちやママたちの間に、“だいすけロス”を巻き起こした横山さんが、次のステージとして選んだのは、自身初となるドラマ出演でした。
横山さんが演じるのは、制服警官(巡査)の四十万拓郎(しじま・たくろう/35歳)。幼いころから警察官にあこがれ、ひたすら努力を積み重ねてきた人物で、警察官になった今はその使命感に燃える、今どき珍しいピュアすぎるほどピュアな青年。四十万は所轄の警官で、事件の捜査にやって来る須藤(渡部篤郎)と薄(橋本環奈)を事件現場で道案内するなど、彼らをフォローする役回りで、ゲストではなく、レギュラー出演となります。四十万は、須藤が捜査一課でバリバリと仕事をしていた際にも、彼と一緒に仕事をした経験があり、その時の須藤の活躍を目の当たりにし、須藤を「伝説の刑事」とあがめています。
横山さん自身も学生のころから“うたのおにいさん”を目指し努力を積み重ね、夢を実現させた方。そんな横山さんが、あこがれの警察官になるためにひたすら頑張ってきた四十万というキャラクターをどのように演じるのか、“うたのおにいさん”から、“交番のおにいさん”へと転身を図った横山さんのお芝居に、どうぞご注目ください。 また、7月9日放送の第1話では、上記の役回り以外にも“意外な形”での横山さんの登場もありますので、オープニングからエンディングまで、ひと時もお見逃しないようご覧ください!

横山だいすけさん-コメント
Q オファーを受けた時のお気持ちは?
ただただ、うれしかったです。うたのおにいさんを卒業して、どういったことをやっていこうかと考えていた時期でもありましたので。ドラマ初挑戦となりますが、求めていただけるのでしたら、ぜひ挑戦してみたいと思いました。オファーをいただいた際には、ドラマに出演している自分が想像できなかったので、撮影初日を迎えるまで、日に日に、不安な気持ちも募っていました(笑)。
Q 初めてドラマの撮影を経験してみての感想は?
とても緊張して、気がついたら1シーン終わっていました(笑)。初めて撮影させていただいたのが、四十万の登場シーンで、四十万自身が一番緊張していていいシーンだったので、その状況には助けられました。共演させていただいた渡部さんや橋本さんが、いろいろと話しかけてくださったので、ありがたかったですし、うれしかったです。
Q 四十万拓郎というキャラクターの印象は?
僕自身、学生のころから“うたのおにいさん”を目指して、夢に向かって頑張ってきましたが、四十万もあこがれの警察官を目指して、ひたむきに頑張ってきたキャラクターのように感じます。地元の方々に愛される、親しみやすい“交番のおにいさん”という感じを出せていけたらいいなと思います。
Q 動物について。
伯母が犬を飼っていまして、伯母の家に行くたびに、犬の散歩をしたりしていました。最近はインコが好きで、インコの動画を見ては癒やされています。第1話が小鳥を扱う回だったので、個人的にはうれしかったです(笑)。所属していた劇団四季では、『ライオンキング』で動物(アンテロープ)を演じていたので、動物の動きを勉強しに動物園に通っていました。
 放送を楽しみにされている皆さまへメッセージをお願いします!
ドラマ初挑戦となりますので、分からないことがいっぱいですが、このドラマに関わる皆さんと同様に、ドラマを盛り上げるために、これまで培ってきた自分の力を発揮したいです。今までの“うたのおにいさん”に似ているようで少し違う“四十万拓郎”を演じる、横山だいすけを楽しんでもらえたらうれしいです。

警視庁いきもの係 公式サイト


【コメント】
◆渡部 篤郎さん
Q フジテレビ連続ドラマ初主演について。
正直、あんまり気にしたことはないですね(笑)。少し、長くやらせていただいてきたので、何が初めてとかは特に気にしていないです。普段通りです
Q 須藤友三というキャラクターの印象は?
今まで、いろいろな刑事役を演じてきましたが、個人的にはコメディーが好きなので、『ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事~』で演じた刑事は印象に残っています。本音としては一生、ああいう役を演じていたいと思っています(笑)。ですので、須藤友三を演じられることを楽しみに思っていますし、久しくこんなに気合が入っていることはないです。原作ものですので、まずは原作ファンの方々の期待を裏切らないことが第一ですし、大倉先生の世界観を大事に演じていきたいです。
Q 橋本環奈さんとの共演について。
連続ドラマ初ヒロインということなので、とにかく彼女のことを支えていきたいです。まだお若いので大変だと思います。プレッシャーも感じていらっしゃるでしょうから、キャリアのある人たちが、彼女のことを守っていかなくてはいけないと思っています。
Q 動物について。
乗馬を17歳くらいからやっていて、俳優歴より乗馬歴の方が長いので、馬が一番好きですね。ドラマに馬は出てきそうもないので残念です(笑)。
Q 放送を楽しみにされている皆さまへのメッセージ。
原作が本当に面白いですし、撮影スタッフも信頼のおける方々ばかりですので、そこにこれまで培ってきた僕自身の経験値をミックスさせて、面白い作品に仕上げたいと思っています。

◆橋本 環奈さん
Q 連続ドラマ初ヒロインとなる感想は?
最初に聞いた時には、本当にびっくりしました。1クールまるまる出演することもなかったですし、そんなに長期間撮影することもなかったので、今からワクワクしています。今回のお話をいただいて、原作をすべて読ませていただいたのですが、特に須藤と圭子のコンビが織りなすやり取りや関係性が大好きになったので、撮影が俄然(がぜん)楽しみになりました。
Q 薄 圭子というキャラクターの印象は?
圭子は、渡部さんが演じられる須藤とコンビを組むからこそ、いきてくるキャラクターだと思っています。誰にも物おじしませんし、大好きな“いきもの”のことばかり考えている女性です。彼女にとっての優先順位は、人よりも“いきもの”の方が上で、そういう彼女独特の考え方に基づいた発言がすごく面白いですし、かわいらしく思います。
Q 初の警察官役ということについて。
まず何よりも、女性警官の制服が似合うのか心配でした(笑)。でも原作を読んでみると、圭子にとっての制服はコスプレで良くて、逆に似合っていない方がいいんだと気づいて安心しました(笑)。実際に初めて制服を着てみて、自分自身でもいい感じにコスプレ感が出ているなと思いました(笑)。
Q 渡部篤郎さんとの共演について。
これまで、ずっとテレビで見ていた方ですし、年齢も離れているので緊張しています。原作同様に、須藤と圭子のコンビを良い形で築いていけたらと思っています。渡部さんと、スピーディーでコミカルな掛け合いができるように心がけ、臨んでいきたいと思います。
Q 動物について。
小さいころにミドリガメを飼っていましたが、亡くなってしまって。その後、中学生のころにハムスターを飼ったんですけど、ハムスターの寿命は短いのでその子も亡くなってしまって。すごくかわいかったんです、たぶんハムスター界で一番かわいかったと思います(笑)。その後は、ペットを飼えていないんですが、そろそろひとり暮らしをしたいなと思っていて、飼おうかなとも思うんですけど、ひとり暮らしでお世話ができないとかわいそうですし、家を出る時に別れがつらくなってしまいそうで、今は保留中です。もし飼えるとしたら、猫を飼いたいです。昔は犬派だったんですが、最近はよく猫の動画を見ていて、あのマイペースぶりにやられてしまっています(笑)。
Q 放送を楽しみにされている皆さまへのメッセージ。
月曜日から学校やお仕事がある中で、日曜日は一週間のうちで一番休息できる日だと思いますので、家族みんなでこのドラマを見ていただきたいです。たくさん“いきもの”も出てくるので、見ているだけで疲れが癒やされてステキな気持ちになれると思いますし、原作を読んでしっかりした推理ものとしても大人からもお子さんまで絶対に楽しめる作品になると確信していますので、ご家族皆さんでぜひご覧下さい。

◆原作 大倉崇裕氏
『警視庁いきもの係』シリーズの第1話を書いたのは、2009年になります。自分が飼っているジュウシマツをテーマにミステリーを書いてみようと思ったのがきっかけでした。それから8年、ドラマ化との一報を受け、一番驚いたのは、作者である私だと思います。え? だって、ヘビですよ、ペンギンですよ、フクロウですよ、サルですよ。
しかも、須藤友三役に渡部篤郎さん、薄圭子役に橋本環奈さん! いいのでしょうか。ペンギンの臭いをかがせたり、ヘビとたわむれたり、そんなこと、させていいのでしょうか。まさかドラマになるなんて思わず、変なシーンをたくさん書いてしまいました。ごめんなさい。
8年間、ずっと一緒にいたキャラクターたちが、どう映像化されるのか、今から楽しみでなりません。そして毎回登場する動物たちも!
8年前に飼っていたジュウシマツは今も元気で自宅にいます。彼らもまた、ドラマ化に心底、驚いていると思います。

◆編成企画 渡辺恒也(フジテレビ 編成部)
<企画意図>
動物が事件捜査に関わるミステリーはこれまでにもあれど、“いきもの”がここまで事件の中心でクローズアップされる作品はなかったのではないでしょうか。一目見たら忘れられないほどのかわいい動物たちが画面の中を縦横無尽に駆け回り、人間たちも負けじと、刑事の勘と動物的知識を武器に活躍する、ばかばかしいほどにエンターテインメントなドラマをお届けします。“警視庁いきもの係”の面々の軽快なやり取りにクスッと笑える一方で、ミステリーとしては勧善懲悪の痛快さが味わえる、まさに一石二鳥なドラマにしたいと思います。日曜夜に親子で、家族皆さんで、お一人様でも、気軽にゆるーく楽しんでいただけたら、豪華出演動物たちも羽をパタパタさせたりして喜んでくれると思います。ご期待ください!

◆プロデュース 貸川聡子(共同テレビ)
<キャスト起用理由>
たたき上げの鬼刑事と動物マニアのマイペース女子。インパクト抜群の動物たちの向こうを張るのは、これまた個性的なコンビです。“コミカル・アニマル・ミステリー”という新しいジャンル(?)のドラマを作るためには、これまで見たことのない新鮮な組み合わせのコンビが必須でした。
これまでシリアスかつ鋭い刑事役のイメージが強かった渡部篤郎さんに、30歳以上も年下の女子に振り回される“元”刑事役を演じていただくことで、このドラマにしかない絶妙なおかしみが表現できると思いました。
また、その相棒役の薄圭子は動物には異常な愛情と知識を持つ反面、日常的には日本語すらも怪しい新米警官。ヒロインとしてはかなり独特なキャラクターですが、最強の可愛らしさの中に芯の強さを感じさせる橋本環奈さんが演じることで、とても愛すべき存在になると確信しています。 この素敵な凸凹コンビとともに、ワクワクドキドキの“アニマル推理”をぜひお楽しみください。


【スタッフ】
原作 – 大倉崇裕『小鳥を愛した容疑者』、『蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係』、『ペンギンを愛した容疑者 警視庁いきもの係』、『クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係』(講談社)
脚本 – 田中眞一
主題歌 – 超特急「My Buddy」[12]
編成企画 – 渡辺恒也
プロデュース – 貸川聡子
演出 – 木下高男、松木創、石川淳一、菊川誠
制作 – フジテレビ
制作著作 – 共同テレビ

警視庁いきもの係 公式サイト